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i have no conscience. i have only the nerve.
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29/1/12
"マリオはこう貶されることがある――クッパからプリンセスを救うという役柄をひたすら繰り返し演じているだけだと。プロットが新しくても、物語は昔のままだ。マリオが巨大な敵から女性を救う。もしもシャーロック・ホームズ物語の1編1編が、ことごとくモリアーティ教授がロンドン塔から王冠の宝石を盗む話ばかりだったら、たちまち古びてしまうだろう。だが、僕らはホームズ物語を単に読むだけで、ホームズの行動や他の登場人物との関わりを手に一方的に彼を理解しようとする。一方、僕らはマリオとしてプレイし、そしてホームズとはまったく異なる関係をマリオと結ぶ。僕らはマリオなのだ――ジャンプし損ねたマリオの苛立ちは僕らの苛立ちで、コインを手に入れた喜びは僕らの喜びだ。だから、マリオ(そしてあらゆるゲームのキャラクター)がゲームの中でストーリーの必然上の困難や葛藤を経験しても、僕らはそれについて真剣に悩んだりはしない。ゲームは息抜き、ハーフタイムショーだ。"
ニンテンドー・イン・アメリカ: 世界を制した驚異の創造力/ジェフ・ライアン
29/1/12
"批評を正当な理解だなんて思ってしまったら芸術は終わりなんじゃないのかな。ですから私は、理解されかけたと思ったら、もっと煙に巻く構造を持った作品を手がけています。「理解される」とは「底が見える」でもありますので。
芸術は「ここには何かがありそう」というその何かをできるだけ遠くまでつなげて味わうもので、完全に説明できてはミもフタもないでしょう? 宗教もそうですよね。「神は存在します。以上」と言い切ってもつまらないですから。"
物語論/杉本博司・木村俊介
26/1/12
"時が来るまでは、子どもはちゃんと親の庇護のなかにいなきゃいけない。あわてて成長する必要はないんですよ。それはただの親への不信に過ぎない。それよりは依存しているほうがいい。
不信と依存は同時にあるものですけれど、依存を認めなければ、子どもの世界を理解したことにはならないんです。子どもが成長して自立していくのがいちばん尊い、なんていうのは、それは違う。人生修行をして、あるところまでいったらもう立派に大人になったねって線を引いていくような、ドイツの教養小説とは違うんです。
子どもというのはそうではない。子どもは賢くもなるけど、何度もばかをやる。繰り返しばかをやる権利を子どもたちは持っている。幼児の世界はとくにそうですよね。"
本へのとびら――岩波少年文庫を語る/宮崎駿
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